重要:このページは診断チェックではありません。個別の診断は、専門的な評価を必要とします。

高い頻度や性欲だけで「病気」とは決めない

WHOのICD-11では、強迫的性行動症(Compulsive sexual behaviour disorder: CSBD)は6C72の衝動制御障害として位置づけられています。説明では、強い反復的な性的衝動・欲求を持続的にコントロールできず、反復行動が著しい苦痛や生活機能の障害につながるパターンが中心です。

一方、高い性欲や性的関心だけで、コントロール困難や生活機能への影響がない場合は診断の対象としない考え方が示されています。

罪悪感だけでも判断しない

ICD-11関連の診断説明では、性的な衝動や行動への道徳的な否定感だけに基づく苦痛は、CSBDを判断する十分な根拠ではないとされています。

つまり:「見たことを強く後悔している」ことと、「臨床的な障害がある」ことは同じではありません。自分を強いラベルで決める前に、コントロールと生活への影響を具体的に見ます。

相談を検討する材料

次の項目は診断基準の自己採点ではなく、「一人で抱え続けず、外部の視点を入れるか」を考えるための材料です。

  • 減らす・やめると何度も決めても、長い期間コントロールが難しい
  • 仕事や学業を中断する、遅刻・欠席につながるなど具体的な影響がある
  • 睡眠を大きく削る状態が繰り返される
  • パートナーや家族との関係に継続的な問題が生じている
  • ほかの活動や責任より優先される状態が続く
  • 自分で試している対策だけでは状況が改善せず、強い苦痛が続く

一つ当てはまったら自動的に診断される、というリストではありません。困りごとの程度、期間、背景を含めて相談するためのメモとして使ってください。

相談時は「依存症か判定して」だけでなく状況を伝える

相談する場合、名称を自分で決めてから行く必要はありません。次のような情報を短く整理すると、状況を共有しやすくなります。

日本で相談先を探すとき

厚生労働省は依存症全般の相談機関として、都道府県・指定都市の精神保健福祉センターや保健所等を案内しています。ただし、ポルノ視聴や性的行動に関する相談の対応範囲は地域・機関で異なり得ます。まず「この困りごとを相談できる窓口や医療機関を案内してもらえるか」を確認する方法があります。

厚生労働省の依存症対策・相談情報を確認する(2026年8月22日確認)

すでに通院先や信頼できる医療・相談機関がある場合は、そこで状況を伝える選択肢もあります。

緊急性がある場合:自分や他人の安全に差し迫った危険がある時は、このサイトやRewireのSOS画面を緊急対応の代わりに使わず、地域の緊急・医療・公的な支援経路を優先してください。

Rewireでできること・できないこと

Rewireは、気分やきっかけ候補の記録、衝動時の短い行動切替、継続の振り返りなどを支える実装があります。一方、診断、治療方針の決定、緊急トリアージ、専門家への相談そのものを提供するサービスとしては確認されていません。

相談を考えている時に「アプリを使い切ってから」「90日達成してから」と待つ必要はありません。自己記録と外部相談は併用できます。

主な確認資料